日常、宝探し隊員!

題なし

一番近しい存在である
親が亡くなってしまったとき
なんとも説明できないような
喪失感をはじめて体験しました。

当たり前にずっと一緒にいた人が
ある日いなくなるという感覚は
体験でしかわからないものだと思います。
そして、今まで大きな大きなルーフの下で
自分が守られていたのだと、愚かなことに
亡くなってはじめて、そんなことも実感しました。

この世にいなくなってしまった
その喪失感を埋めようと
頭の中でココロの中で
そのひとのことを思い描いて
会えることもあります。
しかし、それがさらに寂しく
感じることもありますが。

そんなことを繰り返しているうちに、
意識的に思い描かないと
お父さんが消えてしまう!と焦り、
そして同時に無償に悲しくなったある日のこと、
ふと自分の手元を見てみたら
父とそっくりのカタチをした
自分の指を発見したのでした。
鏡を覗いてみると
そこにはやはり父と同じカタチをした鼻を発見。
あ、お父さんが自分の中にいるんだ、と。

そしてまた、自分の内なる世界
つまり 自分の性格や思考回路などにも
あ、お父さんと同じ考え方してるな~
などと彼と同じ性質を見つけだすと
父の血が私に流れている、
父のDNAが私には確実に刻印されている、
そう強く感じました。

お父さんは私の頭の中で
想像したり、考えたりする中でだけ存在するのではなく
無意識の中でも、カタチとしても
存在するのではないか!と感じて
やっと安心するのです。
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ
日常、宝探し隊員!