誰かが作ったもの、
それを見たり、聞いたり、読んだりすると
その作品自体の特殊な事柄を通して
全くの他人に、身近なものに重ねて
同じことを見せたり、思わせてくれることがあります。
それが、普遍性がある、、、ということだと思います。
例えば、以前Blogにも書いた通り
上田義彦さんの写真集は、
上田家の超プライベートな家族写真だけれど
忘れていた私自身の家庭の日常のひとこまを
思い出して重ねてみることができるんです。
作品を通して、私たちフツーのひとに
それぞれの個人的な映像やイメージを
思い描かせてくれるかどうか
他人に普遍的に作用する
それが芸術なんだと思います。
小説にしても
落語にしても
写真にしても
絵画にしても
音楽にしても・・・
素晴らしいものは
表現者が個人的なことを表現して
それが、他の人自身の頭の中に
個人的な映像を描かせてくれます。
心に作用するって
見えないからこそ、本当に素敵です。
心が動くんですよね
ぐらぐらとか どきどきとか。
私はそういう見えないもの、信じちゃってます。
たぶん、ずっと信じ続けると思う!