先週、朝の通勤電車の中での出来事。
ある駅で、おばあさんとその娘さんが乗ってきた。
すぐさま、席を譲るべく席を立つ若い男性。
気持ちのよいシーンでした。
おばあさんとその娘さんが
席を譲られたことにすごく恐縮されていて
「ありがとうございます」を何度も繰り返されていたのに対して
譲られた方は、ちょっと困っていたようにお見受けしました。
譲られたお二人の姿、謙虚で素敵だなと思いつつ
私が、席を譲った彼だったら
彼と同じようにちょっと困ってしまうなーと。
席を譲られることが当然!なんていう人には
席を譲りたくなくなっちゃいますが
ただ、そんなに感謝されたり、恐縮されたら
席を譲ること自体、そんなに大した行為ではない分
なんとも居心地が悪く、照れくさいなと感じた経験がありませんか?
そういう、ヘンな居心地の悪さやその間が苦手で
譲るのを躊躇してしまったりしているヒトが多い気がします。
譲る方は、「どうぞ!」、
譲られる方は、「ありがとう!」
と、シンプルにいければいいのにな。
『席を譲ろう』という標語のかわりに
これからは
『席の譲られ上手になろう』
っていうのはどうでしょう?